【伊勢崎市】旧相川家の歴史ある建造物6件がすべて国登録有形文化財に答申されました!

相川考古館

2025年3月、伊勢崎市三光町にある「相川考古館」さんの敷地内に残る、旧相川家の歴史ある建造物6件が、すべて国登録有形文化財に答申されました!答申とは、会社でいうところの内定という意味合いということで、7月(予定)の官報の記載をもって、正式に国登録有形文化財と呼ばれるようになるということです。

相川考古館

国登録有形文化財に答申されたのは、江戸時代後期の建物で江戸時代には金物屋として活用された「旧相川家住宅旧店舗」(現在は相川考古館の事務所)・天保8年建造、天保9年に巡検使が休憩所として活用した記録が残る「旧相川家住宅主屋」・天保15年建築、金物の倉庫として活用され、現在は考古資料展示室として活用される「旧相川家住宅土蔵」・

相川考古館

明治15年建築、万延元年(1860年)に伏見稲荷から相川明神の神号を頂戴した「旧相川家住宅稲荷社」・明治33年建築、藤岡の瓦職人堀口要蔵によって作られたことが瓦に刻まれている「旧相川家住宅表門及び弊」・昭和初期より裏門として活用される「旧相川家住宅裏門及び弊」の6件。

相川考古館

その内の1件、相川家の屋敷稲荷は、万延元年(1860年)に京都・伏見稲荷大社から勧請を受けたもので、神官の羽倉摂津守より「相川明神」の神名を頂戴した、由緒のある稲荷社。江戸時代に金物屋、明治期には醤油屋を商いとしていたことから、明治15年(1882年)に現在の社を建てた際に、相川大明神を中心として、向かって右側を金山大権現(金物関連)、左側を松尾大権現(醸造関連)の三社が祀られたのだそうですよ。

中沢肉店

中沢肉店

さて、相川考古館さんでは4月現在、時代とともになくなっていく、歴史ある木造建造物や町屋造りを甦らせるべく、「開けシャッター!相川考古館の挑戦 江戸時代からの商店が残る街の建物リノベーション」という町屋改修プロジェクトに挑戦されています。

相川考古館

提供:相川考古館さま

このプロジェクトではクラウドファンディングが実施され、達成率も半分を超えました。今回答申記念として、旧相川家住宅稲荷社から、記念の御朱印を作成。今しか手に入らない”国登録有形文化財答申記念御朱印”が返礼品に追加されたそうです。

相川考古館

プロジェクト立ち上げの背景や、相川さんの想いが詰まったプロジェクトページに、日々の活動を垣間見ることのできる公式Instagramもぜひチェックしてみてくださいね。国登録有形文化財に答申された、歴史ある建造物とその背景を楽しみに、ぜひお出かけしてみてはいかがでしょうか!

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