【伊勢崎市】美味しいコーヒーとケーキが楽しめる古民家カフェ「中澤カフェ」で素敵なひとときを!

アイスコーヒーとケーキのセット
伊勢崎市境町にある古民家カフェ「中澤カフェ」さんには行ったことがありますか?美味しいコーヒーとケーキ、可愛く温かみのある手作り雑貨などの販売もあるここは、障害福祉サービス事業所「ぶどうの木」さんが運営する、就労継続支援B型の作業所を兼ねた古民家カフェ。
明治20年代に建てられた古民家を活用し、障害を持った方たちの就労支援の場となるカフェとして2015年4月にオープン。2025年3月には、以前玄関だったところを埋め、赤ちゃんが転がっても安心して過ごすことのできる、広々とした空間となってリニューアルオープンしました。持ち込みも可ということで、小さなお子さん連れでのお出かけも安心なんですよ。
境の信号の目の前ということもあり、その趣のある建物を目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。地元の方でも、気になっていたけど、お店の中までは入ったことがなかったという方が多いのだそう。一度訪れるとその居心地の良い空間に、リピーターになる方も多く、常連さんもたくさん!
こちらは2025年夏に訪れた時のメニューです。暑い季節に嬉しいアイスコーヒーやフレーバー紅茶、ほっと一息つきたい時に嬉しいうめこんぶ茶や濃厚ごぼう茶、チーズ・ガトー・抹茶・シフォンのケーキと、何度訪れても選ぶのが楽しいメニューがずらりと並びます。
手作りクッキー付きのスペシャル珈琲(ホットのみ)は、伊勢崎高等特別支援学校で陶芸を学ぶ学生さん達が作った、素敵なコーヒーカップとソーサーで提供されるお楽しみ!
誰でも使いやすく、コーヒーが美味しく飲めるようにと、こだわりが詰まった作品が、素敵なコーヒータイムを彩ります。
薬屋として営まれていた頃の面影も感じられる店内。就労継続支援B型とは、障害などの理由から、一般企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供し、働くために必要な知識や能力向上のための訓練を受けることができるほか、生産活動に対する対価として工賃を受け取ることができる、障害福祉サービスのひとつ。「ぶどうの木」さんでは、地域の方々とのふれあいを大切にしながら、ひとりひとりの可能性を見出し、共に歩んでいくという想いと環境、温かな魅力がありました。
就労継続支援B型の施設も多岐に渡り、パッと気軽に見に来られる、福祉の話が聞けて、どのような仕事や作業をしているのか覗くことができる環境というのはなかなかないのだそう。お店の責任者であり指導員の新垣さんは、「カフェとして利用していただけることを目指すのはもちろん、障害をお持ちの方、そしてご家族に、こんな場所があるんだよということを知っていただきたい。福祉関係の方にとっての窓口になれたら嬉しい。」とお話ししてくれました。
さらに「ここではカフェ業務のひとつとして、接客を通してお客様と日々関わることもできる。お仕事に通っているという意識で、楽しみながらスキルを身につけ、その後に繋がれたら。充実して過ごしてもらえるように、試行錯誤しながら、これからもっともっとみんなに還元してあげたい。」というお話もいただき、そこにはやさしく熱い想いがありました。
そんな中澤カフェ店内では、ぶどうの木を利用する方達が制作した手芸作品や、クッキーなどの菓子類、雑貨などを購入することもできるんですよ。地元境地区で栽培収穫された旬のごぼうを使用した、カフェ自家製のごぼう茶も大人気!家庭用はもちろん、ちょっとしたプレゼントや手土産としても喜ばれる逸品です。
また敷地内には広い庭園や蔵もあり、毎年「オープンガーデンいせさき」の公開日には、この日を楽しみに出かけられた方で賑わいます。地域の方の作品展やミニライブコンサートなど、さまざまな形で利用することができる場として貸し出されているそうです。また建物の裏側(北側)には広い駐車場もあるので、初めての方は裏側の駐車場が停めやすいかもしれません。
さらに店内に流れる素敵な音楽は、春に開催された「オープンガーデンいせさき」の公開日も披露された、森村大地さんによるサックス演奏。ぜひ美味しいドリンクとケーキを楽しみながら、落ち着きのある空間で素敵なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか!
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